7回読み勉強法でテキスト攻略

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宅建の勉強では、学習期間の前半でテキストを読み込み、学習期間の後半で過去問演習を繰り返すのが鉄則です。ここでは、学習期間の前半でのテキストを読み込む勉強法について説明します。私の場合は、テキストの読み込みを、7回読み勉強法という方法で行いました。

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学習期間の前半は7回読み勉強法でテキストを読む

学習開始の7月から8月の上旬までには、テキストを繰り返し読み込みます。私の場合は、7回読み勉強法と言う方法を採用していまして、宅建のテキストを7回反復して読み返しました。600ページのテキストを7回読み込んだのですが、最初にテキスト7回読みにかける時間の見積もりを以下のように算出しました。

1回目:50時間
2回目:40時間
3回目:30時間
4回目:20時間
5回目:10時間
6回目:5時間
7回目:3時間
合計 :158時間

この見積もり算出の根拠について、詳しくは「宅建合格に必要な勉強時間を見積もる!」をお読みお願いします。

7回読みの7回という数字は、自分の場合新しい知識の勉強のために本を読む場合、7回読み勉強法を実践していることに由来します。7回読み勉強法をご存じない方は、教科書を7回読むだけで、断然トップになれた!(前編): 雑誌『プレジデントファミリー』の公式サイト(プレジデント社)などを参照お願いします。

私は昔からこの記事の方と同じ方法で専門書を読んでいました。何回もテキストを読み込むことで、理解が深まって驚くほど知識が定着しますのでおすすめです。

1日に読むべきページ数を計算してカレンダーで管理

1回目の読み込みにかかる時間を50時間と見積もりましたので、1日3時間の勉強ですと1回目の読み込みは17日間で行う必要があります。600ページのテキストを17日間で読み終えるには、1日35ページを読み進めなければなりません。このように計算して、それぞれの読み込み回数目で、1日あたりどのくらいのページ数を読めばよいかを算出します。

テキスト読み込みの学習計画の管理は、1回目の読み込み、2回目の読み込み、3回目の読み込みと、紙のカレンダーの8月上旬までの毎日に、1日ごとにテキストの読むべき目次をページを書くようにします。

7月1日 1回目権利関係1ページから35ページ
7月2日 1回目権利関係36ページから70ページ
・・・
7月18日 2回目権利関係1ページから50ページ
7月19日 2回目権利関係51ページから100ページ
・・・
8月10日 6回目1ページから300ページ
8月11日 6回目301ページから109ページ
8月12日 7回目1ページから600ページ全部通して読む

上記のような感じで管理していきます。これによって毎日テキストのどの部分を読むべきか、ということが明確になります。毎日のノルマを確実にこなしていこうと言うモチベーションにもつながります。読み込んだページには、カレンダーにシールを貼ったり、ばつ印をつけたりしてさらなる明日へのモチベーションにつなげましょう。

カレンダーによる学習計画の管理は、紙のカレンダーで行うのが私のおすすめです。理由は、勉強机のすぐ脇に貼っておくと、いつでも目に入るようになるので、モチベーションを保つのに有効だからです。もちろん、スマートフォンのカレンダーを用いて学習計画を上してもオッケーです。

理解や暗記が進むのを実感できるのは3回目以降の読み込み

7回読み勉強法でのテキスト繰り返し読みにおいては、ようやく理解や暗記が少し進んできたかなぁと感じるのは、3回目以降の読み込みの際になるかと思います。1回目2回目の読み込みでは、どういう知識を理解する必要があるのか、また暗記する必要があるのか、というのを把握するのが目的です。ですので、1回目2回目で内容が分からずちんぷんかんぷんでも気にする必要はありません。

読み込み回数が増えるにつれて、本当に分かるようになってきますので安心してください。そして、細かい理解や暗記は3回目以降の読み込み時に行っていきます。読み込む回数が増えるにつれ、だんだんと理解できることが多くなり自然に、すっと頭に入ってきます。また、数字など暗記すべき事項についても、段々とその数字に馴染みが出てきて自然に暗記が進んでいきます。

7回読むことにより理解が驚くほど深まり、知識も強く定着します。テキスト読み込みが終わった後、学習期間の後半で行う過去問演習でも、7回読みの理解と知識定着により、かなり正答率高く問題を解ける成果を得られます。

仮に7回読みを実践しないとしても、テキストは最低でも3回以上は読み込むようにした方が良いでしょう。1回や2回の読み込みでは、全く過去問を解くことができないかと思います。

テキスト読み込み時に学習すべき知識の分類を押さえる

宅建で学習すべき知識は、以下のように分類されますので、これらに注意して読み込みを進めると学習効率が良くなります。

読めばわかる当たり前のもの
例えば、契約自由の原則や宅建業には免許が必要などの知識など、読めばすぐに理解できる当たり前の知識です。これらの当たり前の知識は、2回目3回目の読み込みでは、さっと確認して流すだけで大丈夫です。

理解が難しい分野
権利関係は、暗記ではなく深い理解が正答へと結びつきます。7回読みが最も効果を発揮するのが、この権利関係においてであると思います。権利関係などのように理解が難しい分野は、読み込み時にできるだけ深く理解できるように読みます。2回目3回目以降の読み込み時にも、理解できないポイントを中心に深く読んでいくようにします。

丸暗記が有効な知識
宅建業法や法令上の制限、税金関連は細かい数字がたくさん出てきます。これらの数字は丸暗記するしかありません。逆に言うと、暗記さえしておけば確実に点数に結びつくので楽であるとも言えます。これらの丸暗記すべき知識は、繰り返し読みの際に暗記しておくように心がけるとともに、10月の試験直前に集中して復習して記憶を強くしておくのが、本番の試験対策として有効です。

以上7回読み勉強で宅建テキストを攻略する方法でしたが、いかがでしたでしょうか?私は、本当にこの7回読み勉強法は、宅建に限らずあらゆる勉強に有効だと感じています。ぜひトライされてみてください!

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