宅建試験は登録講習で5点免除
宅建試験の46問目から50問目の5問の問題は、5点免除問題となります。現在、宅地建物取引業に従事して仕事を行っている人は、登録講習を受けることで、この5問の問題が免除されます。
5点免除問題の制度とは
宅建業の従事者が登録講習を受ければ、5点免除で自動的に5点が加算され、出題数が45問になる制度となります。現在宅建業に従事されていない方は、5点免除の制度の恩恵を受けることは残念ながらできません。
46問目から50問目のこの5点免除問題は、税金その他の科目から出題されることが多いです。なかなか難易度の高い出題の範囲ですから、もし宅建業従事者の方で、絶対に宅建の資格が必要な方は、登録講習を受講されることをおすすめします。
登録講習とは?受講する方法
登録講習とは、不動産流通推進センター(旧・不動産流通近代化センター)が実施する法定の講習制度です。登録講習の受講資格は、現在宅建業の仕事に従事している人であれば、誰でも登録講習を受けることができます。
登録講習の受講を希望する場合は、不動産流通推進センターに問い合わせて受講申し込みを入手し、申し込み行う必要があります。
宅建業に従事する方必見! 宅建試験一部免除講習 登録講習
公益財団法人不動産流通推進センター
登録講習の申込書は、11月から配布されます。指定された通信講座や資格学校で登録講習を受けることができます。登録講習の時期は、通信講座の場合は3月から4月、資格スクールの場合は5月から6月の上旬が多いようです。
宅建では、似た名前の「登録実務講習」という講習もあります。しかし、このページで話題にしている「登録講習」とは全くの別物です。両者の違いについては、このページおよび、宅地建物取引士の登録・宅建士になるまでの流れを確認お願いします。
登録講習を受けた方が有利か?
例年の合格率を見てみますと、登録講習受講者は合格率において、一般の受験者読み5%から10%ほど合格率が高くなっているようです。ですので、宅建業に従事している方で、絶対に宅建資格が必要であるという方は、登録講習を受講することをお勧めします。
宅建業に従事してない人が不利になるかといえば、そうとも限りません。合格率で言うと、実際に登録講習受講者の方が高いとはいえ、せいぜい5%から10%ほど合格率が高いだけです。
それほど大きな開きがあるわけではありません。登録講習による5点加算があると、それに甘えて勉強に真剣に取り組まない恐れもあります。結局のところ、しっかりと学習計画を立てて、自分に厳しく勉強に取り組んだ人が合格するわけです。
- 宅建の受験資格・問合せ先
- 宅建試験の申し込み方法や受験料について
- 宅建の試験日日程・会場場所
- 宅建合格発表の時期と結果確認
- 宅建の試験時間・問題数・試験方式・科目の詳細
- 宅建の難易度や合格率・試験合格は難しい?
コメントを投稿する