宅建業法のポイントと勉強方法
宅建業法は、宅建の試験において最も問題の出題数が多い重要な科目です。近年の宅建試験では、出題数が20問近くと多くなっていますから、宅建業法の科目だけは絶対に捨ててはいけない科目となります。そして宅建試験の4つの科目のうち、この宅建業法は最も勉強しやすい科目でもあります。
宅建業法は勉強しやすく得点しやすい科目
宅建業法の科目は、勉強したらした分だけ確実に点数を伸ばすことができる科目で、宅建試験の科目の中でも一番勉強しやすい科目となります。宅建業法は、とても理解しやすい法律なのです。宅建試験の勉強において、一番真剣に力を入れて勉強すべき科目が、この宅建業法の科目となります。
また、宅建業法は最も出題数が多い科目でもあり、例年20問前後が出題されます。8割から9割以上の正解率で、高得点を目指すべき科目です。宅建業法自体は、読めば理解しやすく、勉強したら勉強した分だけ得点を伸ばしていくことができます。
ただし、注意点としては、暗記すべき数字等の知識が多いので、それについては直前に再復習して暗記を強化しておく必要があります。法律の定め自体は読めば理解できるものばかりですので、そこはテキストを繰り返し読んで身に付けるようにします。そして、数字等の暗記事項については、試験前の9月後半〜10月に集中して再復習を行い、暗記の強化に努めるようにします。
宅建業法では、少なくとも8割、可能であれば9割以上の得点を目指しましょう。すなわち、20問宅建業法から出題されていたら、最低でも16点、できれば17,18点以上の得点を目標とします。宅建業法はしっかりと勉強しさえすれば得点しやすい科目ですので、そのくらいの正解率の得点を目指すことが可能です。
宅建業法の目的とは
ではここで、宅建業法という法律が、どのような目的で定められている法律なのかを少し確認してみます。宅建業法というのは、宅地建物取引業法を省略したものです。すなわち宅地や建物など、不動産の取引のルールについて定めた法律となります。
宅建業法の目的は、一言で言うと、不動産の取引において一般の消費者を保護することです。例えばマンションや一戸建ての販売等では、売買契約によって高額の金銭が動きます。
この高額な金銭のやり取りが行われる不動産の取引で、何もルールが定められていないと、売り手側がやりたい放題となり、トラブルが発生しやすくなるでしょう。一般消費者が思わぬ損害を被ることもあるかもしれません。このようなトラブルや思わぬ損害から、一般の消費者を守るために存在するのが宅建業法です。
宅建業法を勉強する上でのポイント
簡単にまとめますと、宅建業法は以下のような内容のルールを定めています。
・不動産にかかわる取引の業務、すなわち宅建業を営むためには宅建業者の免許を受ける必要がある。
・宅建業者が業務を行う際には、宅建業法に定められたルールに従う必要がある。
・不動産取引の重要事項の説明においては、宅地建物取引士が重要事項の説明を行う必要がある。
・宅建業者が宅建業法のルールを破った場合には、監督処分や罰則が課される場合がある。
宅建業法は、上記の代表的な定めのように、読めばすっと理解できる、とてもわかりやすい法律ではあります。ただし攻略する上で、1点だけ難しいポイントがあります。
それは宅建業法特有の、暗記すべき数字の知識がたくさん出てくる点です。例えば宅建業法では、宅建業者が受け取れる報酬額の上限や、手付金の上限などがいくらかということを定めています。それらの金額については丸暗記していくしかありません。
逆に言うと、数字を丸暗記さえしておけば、確実に得点に結びつけられるということです。これが、宅建業法はしっかりと勉強しさえすれば、得点しやすい科目であると言われる所以です。宅建業法を勉強する際には、数字の暗記というポイントに着目して学習を進めていきましょう。
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