権利関係のポイントと勉強方法

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宅建試験の出題科目において、権利関係の科目は最も難易度が高く、理解が難しい科目です。勉強量も膨大で、得点するのも難しい科目となります。ですので、この権利関係が得意かどうかは、宅建試験のための戦略を練る上で、重要な判断材料となります。

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権利関係は深い理解力を問われる科目

権利関係は、基本的には理解力が問われる科目です。テキストを深く読み込んで、民法や借地借家法などの関連法律を正確に理解しておく必要があります。逆に言うと考え方を理解さえすれば解きやすく、数字の暗記などは少ない科目です。

法律特有の考え方を身に付けることができれば、とても面白いと感じられる科目です。私は最初に権利関係をテキストで読んだ時は、ちんぷんかんぷんで全くわからないと感じました。ですが、テキストを繰り返し読み込むにつれ、民法や借地借家法の考え方を理解することができ、権利関係が大好きで得意な科目となりました。

一見すると知らないと感じる分野の問題が出題された場合でも、法律解釈の考え方を応用すれば解ける場合があるのが、この権利関係の科目の特徴です。しかし、そこまでの深い理解に到達するには、テキストを繰り返し読みこむ必要があります。テキストの読み込みが足りない場合は、苦手な科目となってしまう人も多いでしょう。

権利関係は勉強量も膨大

私が勉強に利用したテキストは総ページ数が約600ページあったのですが、実にそのうちの約350ページが権利関係に割かれていました。半分以上ですね。そのくらい権利関係の科目は、勉強量が非常に多いものとなります。

権利関係は勉強量が膨大で、理解も難しい科目ですので、4科目の中では勉強時間が一番かかる科目です。ですのでテキストを3〜4回繰り返し読んでも、理解がなかなか進まない、または苦手だと感じる、という人の場合は、権利関係の勉強を後回しにして、他の宅建業法などの科目に先に力を入れて勉強したほうが効率が良いかもしれません。

とは言え、近年の宅建の試験では、権利関係から14問前後は出題されますので、最低でもその半分である7問程度は正解できるように勉強しておく必要があります。権利関係が難しいからといって、全く権利関係を勉強せずに、まるごと全部捨ててしまっては、宅建試験の合格は難しくなります。

権利関係の法律

権利関係は民法、借地借家法、不動産登記法、建物区分所有法の4つの法律の分野から出題されます。その中で民法は、物件、担保物件、債券、相続等に関する知識が出題されます。いずれも不動産取引に関係のある分野の法律です。各法律分野の出題数は以下のような傾向です。

・民法から10問
・借地借家法から2問
・不動産登記法から1問
・建物区分所有法から1問

権利関係は、上記のような問題数の出題傾向となっています。民法を学習したことがある人や法学部の学生さん、法律関係の仕事に携わっている方であれば、権利関係は宅建の試験において大きな得点源になるかと思います。

私は勉強を進めるにつれて、この権利関係の科目を面白いと感じるようになり、得意になったことで、宅建試験合格への自信につながりました。私の場合は勉強において、ただ丸暗記の作業を続けていく科目よりも、理解して自分に定着した知識をもとに、考え方を応用すると問題が解けるような科目が好きです。

ですので、私と同じような傾向の人であれば、ぜひ権利関係の勉強に力を入れてみられてください。宅建の勉強においては権利関係がもっとも難しいですので、そこに自信が持てますと、かなり宅建合格への確信が深まります。

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