宅建の試験時間・問題数・試験方式・科目の詳細
それではここで、宅建試験の具体的な内容について見ていきます。まずは宅建の試験がどのような問題で出題され、またどのくらいの試験時間か、どのような科目分野から出題が行われるか、問題と解答の方式はどのような方式なのか、などを知っておく必要があります。
試験時間と問題数
まず試験時間についてですが、時間は2時間です。毎年10月の第3日曜日の、午後1時から午後3時の2時間で試験が行われます。
そして問題数は50問となります。50問で2時間ですので、1問あたり2分ちょっとで解いていく必要があります。2時間のうち20分を見直しの時間と考えると、1問にかけられる時間は2分となります。
試験方式は4択のマークシート
試験の方式は、数字の1から4の4つの選択肢から正解を1つ選ぶ4択方式です。文章を書いたり、論文で答えるような記述方式の問題は出題されません。
4択方式の解答は、マークシートの解答用紙に鉛筆で塗りつぶして解答します。後で解答漏れがないように、問題を解いていく際には必ずどれかにマークしておく方が良いでしょう。
宅建試験の科目分野と出題数
宅建の試験は大きく分けると、次の4分野から出題されます。
1.権利関係
2.宅建業法
3.法令上の制限
4.税金その他
各分野の問題の出題数は、以下のような傾向です。
1.権利関係から14問前後
2.宅建業法から20問前後
3.法令上の制限から8問前後
4.税金その他から8問前後
試験が実施される年度によって、各分野の出題数は多少変化しますが、大体上記のような感じです。近年の傾向として宅建業法からの出題数が増えています。以前は宅建業法からの出題数は15問から16問くらいの年が多かったです。
なお出題に使われる法律は、その年の4月1日に施行されているものです。法改正などが行われた年には、必ず確認しておく必要があります。
5点免除の問題が5問
宅建の問題数は50問と言いましたが、最後の46問目から50問目の、税金その他の分野から出題される問題は、5点免除問題となります。
これは現在、宅建業に仕事として従事している人には、登録講習を受けることで5点が免除される制度です。自動的に5点が加算されることになります。
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