占有権とは・占有の訴え
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占有とは、ある物を直接に支配している事実の状態。
特定の物を占有しているという事実だけで発生する物権である。
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占有の訴え
財布を盗んだ者から財布を取り戻す最も簡単な方法→占有回収の訴え(所有権の証明は難しい)
自分が財布を持っていたという事実を証明するだけで、返還請求できる=占有訴権
占有の訴えの3種類
1)占有保持の訴え
Aの土地にBが無断で看板を立てたなど、占有者が占有を妨害された場合。
妨害行為などをやられた後のこと。妨害の停止と損害賠償ができる。
2)占有保全の訴え
Aの土地にBが無断で建築工事に着手しようとするなど、占有者が占有を妨害される恐れのある場合。
妨害行為などをやられる前に前もってできる。
3)占有回収の訴え
占有者が物の占有を奪われた時に認められる。
動産の占有を主に保護する。
占有の訴えの要件
占有の訴えは、占有の侵害もしくはその恐れの継続期間中か、侵害終了後1年以内のみ提起可能。
占有の侵害者からの善意の第三者(譲受人)に対しては、占有回収の訴えを行使できない。
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